福岡少年少女

9/4 は福岡少年少女だった。昨年から旭にとっては試練の日。
何故なら大会 3 日前から 6 年生は修学旅行で、疲労は言い訳にしかならないからともかくとして
練習を 2 回出来ず、ボールも触れない事から、試合前の調整が全く出来ず、当日ぶっつけ本番になってしまうからだ。
案の定、予選第 1 試合目は香住丘戦だったが、アタッカーの感覚が狂って、全体的にボールを抑える事が出来ず、上ずり、パス方向が定まらないチグハグな攻撃パターンとなってしまった。ディフェンスも足取りが重い。試合に臨む気持ちに切り替わっていない。集中力がなさ過ぎ。
確かに、大会前日に学校行事や体力を使うイベントがあって、夜遅くまでついつい起きていて次の日に支障が出る場合があるかもしれないが、
そんなの負けた時の只の言い訳。本気で勝つ気があるなら、さっさ寝るだろうし、親が同行していたならなおさらそうだ。
今回は残念ながら親は同行していないので、疲れて気合いが入らない状態で大会に望んだのは本人たちのせい。
だからと言って「修学旅行で疲れていたから負けました」なんて言わせない。
だから、喝を入れた。
予選第 2 試合目は強力アタッカーが居る須恵バクハツクラブ。この試合はとにかくマイボールの時間を長くする事を目標においた。
あらかた目標通りの結果で勝利を得たが、ディフェンスに課題が残った。相変わらずのヘボ振りを 4 年生が見せてくれる。
今の 6 年生が 2 年前の 4 年生の時はもっと上手だった。6 年生 3 人、5 年生 2 人、4 年生 7 人で臨んだ県予選では、4 年生のキャッチ力が全国大会出場への鍵だった。ライバルチームが殆ど 6 年生の中で、しっかりキャッチしてくれた。例外も中にはいたが、やはり今の 4 年のレベルは低すぎる。6 年生は好不調の波が激しすぎるので、不調の時でも取りこぼしの少ない選手としてキャッチ力を磨いて行かなければならない。
予選第 3 試合目は志免西。この試合は全国大会決勝トーナメントと同じ内容で、選手に「お前ら本気で勝つ気あるのか?」と怒鳴り散らかしたくなる散々な内容でした。アタッカーは焦ったのか一発打が目立ち、ディフェンスは全く取る気なしでなしで、練習では必ず怒られて都度修正して来たコースに手を出してしまう、いわゆる自爆モードまっしぐら。こんな泥仕合をされたら、何のため時間を掛けて練習してんだ?ってあきれてしまう。やる気ないなら勝手にやってくれ!!って感じになってしまう。
結局 2 勝 1 敗チームが 3 チームだったが得失点の関係で、志免西、須恵、旭、香住丘の順位となった。本来なら予選落ちだが、本日は参加チームが例年より少なかった事もあり、全チームトーナメント進出だったので助かりました。
トーナメント 1 回戦は有住。昨年ほどの迫力は無くなっていたが、油断は禁物。攻撃もディフェンスも漸く旭スタイルに近づいて、何とか勝利。
でも、負のスパイラルは続くもので、本日キャッチ不調の選手はこの試合でも外野へ放り出されている。「本当にやる気あんのか~?」
トーナメント 2 回戦は何の因果か須恵と香住丘の勝利チームと。接戦の末、須恵が旭の対戦相手に。
予選では勝利しているが、須恵も対策は練ってくるし、今年の旭が何度も失敗しているパターンで予選で勝利したチームには悉く負けているので
選手に本大会 2 回目の喝を入れた。
試合展開は予選と同じような感じで進める事が出来、何とか勝利を得た。この時点でベスト 8。修学旅行明けにしては良くやっていると思える成績。
準々決勝ではイーストカップ予選で優勝を飾っている強豪リトル Wink。この闘いでは外野は我が息子。監督が直前に決めたらしい。思わず監督に「大丈夫ですか?暴走するかもしれませんよ?」って質問してしまった。
しかし、その心配を他所に速いパス回しが出来ている。体力はかなり要るが、ディフェンスもマイボールに出来ないから体力 + 精神力がかなり要る。序盤は速いパス回しでもきわどいコースに手を出さなければアウトにならないから、ディフェンス有利で進んだが、終盤になるとリトルの集中力が切れ始めたのか、旭の攻撃がほんの僅かリトルのディフェンスを上回り出した。
結局辛勝で旭の勝利。この試合が本大会で一番の収穫だったかもしれない。旭の外野アタッカー争いが激しくなってきた。
準決勝は飯倉と。5 月の練習会では勝ち逃げしてきたが、本大会は飯倉の攻撃力、ディフェンス力が旭を上回っていた。
結果は 10 - 8 で飯倉。負けたので何を言っても言い訳にしかならないが、本試合に限ってはアタッカーが指示通りに動けないことから
悉く簡単に相手にボールを渡してしまい、本日不調のへっぽこディフェンス軍団にアタックすれば、相手チームは楽々アウトカウントを稼ぐ事が出来る。正に笊ディフェンス。
3 位決定戦も悪い流れを引きずったままで終了。あきれて怒鳴る気にもなれない程の泥仕合でした。
春の全国大会上位進出に向けて、従来からの課題 + 新たな課題が沢山浮き彫りになってきました。
練習内容を変更して、少しでも課題をクリアにする事と、本大会で垣間みた光をもっともっと強い光に変えられるようにして行かなければならないと改めて思いました。選手も分かってくれたようなので、後はひたすら練習するのみです。