県内最終試合を終えて

2/19, 20 は福岡少年少女とチューリップカップだった。
チューリップカップは県内最終試合だった。
先ず少年少女では、失敗も沢山するし試したい事もあるので全敗するかもしれないけど、九州大会に向けての実践練習と思って楽しくプレーしようと選手に言った。
予選では固さは無かったが、やはり課題のパス回しが今ひとつ。ディフェンスも同じ選手が当たってぴりっとしない。
トーナメント 1 回戦ではいつも苦戦する志免西さん。終盤までもつれたが、何とか勝利出来た。この闘いは選手にとっても自信になったはずだ。この勢いで 2 回戦のブラックデビルさんにも勝利しようと誓ったが、予選では 1 人差逆転勝利の勢いが何処へ行ったのやら。選手に勝利への執念が見られず、ずるずる当てられ、結果惨敗でした。
この後怒らない約束だったのですが、静かなトーンで
「今の試合のような展開になるのなら九州大会は辞退した方が良い、西大村さんと替わってもらえ」って選手に言ってしまいました。当方は選手に「自分たちが勝ち取った九州大会の権利をミスミス渡すか、九州大会で見ててよコーチ!」って思い立つように喝を入れたつもりが、旭の選手は素直で優しい子供たちばかりなので、言葉をそのまま受け止めてしまい、その言葉に凄く傷つき、やる気を出すどころか逆にドッジボールなんて嫌いだって思わせてしまいました。
その思いをチューリップカップ当日の集合時に伝えられたものですから、自分の中で混乱が発生しました。
冷静になりたかったので道中 1 時間半は一言も口を開かず考えていました。
「結果的に傷つけた事は間違いない、この点は選手にも保護者にも謝るべきだ」と。
会場に着き、先ずは一番深く傷ついた選手と保護者とお話をしました。いろいろ話をさせてもらい、当方の気持ちが上手く伝わっていなかったことがよくわかりました。
その他の保護者の方ともお話しさせて頂きました。今の 6 年生は当方がドッジボールに関わりだして一緒に経験を積んできた学年であり、息子の同級生でもあるので思い入れが一番深い学年です。この子達と経験してきたことが今の自分を作っています。共に笑い、共に悔しい思いをしてきた子供たちです。
その子供たちが勝ったとき、特に強豪に勝ったときに見せてくれる笑顔がたまらなく好きで、その笑顔見たさでついつい勝利に拘ってしまいます。だから負けた時のショックは大きくて、励ましたいのに選手をへこませてしまい、悪循環をたどっていました。
しかし、今回の件で気づかせてもらいました。よくよく考えると反骨精神が適用できるのは中学生以降だと。
選手への要求が高過ぎたことに。
なのでチューリップカップはとにかく選手もベンチも盛り上がろうって約束しました。
ナイスキャッチやナイスアタックのとき、いつも以上にオーバーアクションで選手たちに喜びを伝えました。
試合中なので伝わったかどうかは分かりませんが。
結果はベスト 8 ともう少し行けたのでは?って感じでしたが、大会終了後の記念撮影では選手のとびっきりの笑顔が見れたので、今回はこれで良かったと思っています。
かけ声は「み~たよ~」。のはずが A.S の「う○○」の発言で、みんな大爆笑!

2010 チューリップ

特に、夏は保護者含めて火花ばちばちだった飯盛さんとこのように記念撮影をするなんて思っても見ませんでした。
当方の記憶では今まで県内チームで一緒に写真撮影したのは、少年少女に加勢してもらっていた喜々津ミラクル JAM さんだけではないかと思います。最大のライバルチームと写真撮影できるなんて、なんか試合ではやはり勝ちたいですが、
お互い切磋琢磨してきたからこそ、お互いを認めこうして一つの写真に笑顔で収まる事が出来るのでしょうね。
ありふれた写真ですが、自分にとっては 4 年間関わってきた中で、一番良い写真だと思います。
良きライバルであり、良き仲間たち。素敵な仲間たちです。

2009少年少女
写真は 2009 年度少年少女最終戦にて

最後に、やはり審判は難しいなって思います。
いつもはベンチからぶつぶつ言っており、中には快く思われない審判も当然いらっしゃる事でしょう。
当方も練習試合等で吹く事がありますが、ミスジャッジが 0 は絶対無理です。
ただ一つ考えるのは、チームの思いはいろいろあると思いますが、全国を目指す選手は、目標達成すべく日々厳しい練習を行っています。その中で審判の方も練習をしたら、今のスピード主体のスタイルでも、より正確なジャッジが出来るのでは?と思ってしまいます。試合中にアウトだろうって思う所がスルーされ、その 1 つのアウトで次のステージに上がれなかったとしたら、選手たちは可哀想です。
試合の度、スルーされる度、当方が見間違えかな?って事がよくあるので、帰宅してからビデオで確認しますが、やはり殆どアウトをスルーされています。ベンチからはよく見えるが、審判の立場だと見えにくい場合があるのは、良く分かるつもりです。
では、スルーせずにアウトコールをする審判とスルーしてアウトコール出来ない審判とでは、どんな差があるのでしょうか?
やはり速さへの慣れ?でしょうか。
そうであれば、願わくば全国や九州大会がかかる試合でジャッジをして頂く審判の方々には、常日頃色々なチームを訪ねて頂き、ジャッジの練習をして頂ければ、どのチームからも不満の無い試合が出来るのではないかと思います。
かく言う当方のジャッジは練習試合レベルでもかなり低いので、「先ずはお前がレベルを上げてから発言しなっ!」って所なので、選手共々、精進して行きます。

元気の素

ドッジボールの話からそれますが、皆さんにとって元気の素って何ですか?
それぞれ思いがあるでしょうが、自分は先日、一番大事にしていた元気の素を失ってしまいました。
自分の愚かで軽はずみな行動の為に。
今はどうしたら良いのか分からず、何をするにしても失ったものの大きさに心が締め付けられています。
ドッジボール生活において子どもの笑顔が何よりの元気の素ですが、日常生活では別のものが大きな支えになっていたりします。元気の素を失うとやはり自分の中で活気が出てきません。
日常生活が安定していないと、子どもたちに伝わってしまうものです。
いまは空元気で行くしか無いです。子どもたちとの夢、「春の全国大会優勝」を目指して。

次へのステップ

久々の更新です。
KTN での惜敗から県予選での敗北。飯盛さんは確かに強かった。というより勢いと自信が漲っていた。
旭の選手はプレッシャーからから本来の動きが出来ておらず、旭らしい試合は真津山戦くらいだった。
思えば全国大会の決勝トーナメントでも似たような状況だった。次の試合勝てば昨年度の結果と並び、さらにもう一ついければメダルに手が届く。そんな思いと予選最終試合が思いのほか良い展開だったので、選手の中に「締めてかかろう」というよりも「今の調子でいける」と言う慢心が知らず知らず芽生えたのかもしれない。
そんな気持ちで臨めば、自ずと試合結果は見えていた。実力的には五分のチームだったが、結果は大敗。久々の情けない旭を見た感じだった。
今回もそんな感じだった。1 月入って直ぐ旭で合同練習会を実施したが、その時は実力的に五分と行った感じだった。
振り返れば飯盛さんとは一進一退の攻防を展開して来たライバルチーム。その慣れが旭の選手の中にあったのかもしれない。そんな中での飯盛さんとの県予選での決勝戦。
旭のパス回しは悉く空回り。ディフェンスは油断しまくり。確かに飯盛さんの勢いと集中力は素晴らしかった。夏の飯盛さんを 50 とすれば、今回の1セット目は集中力、パス回しの正確さ、アタックポイントの正確さ、全てにおいて旭を上回リ、本来持っている力を出し切れた感じだった。2 セット目はいつもの展開。旭キャッチ陣が踏ん張れば、試合終盤までは必ず五分でいける。2 セット目のキャッチ陣は良く踏ん張ったと思う。課題はアタッカー陣だろう。
パス回しの正確さとスピード、アタックポイントの見極め、残り 3 週間でしっかりと磨き上げたい。
キャッチ陣は漸く当方が理想とする「攻撃の起点はキャッチから」に近づきつつあるので、よりいっそうディフェンス力を上げて、アタッカーが焦って攻撃が回らなくても、アタッカーが冷静になれるまでしのげる力をつけて行きたい。
先ずは 3/6 の九州大会で昨年度の予選落ちの悪夢を払拭し、今の仲間で一つでも多く試合を出来るようにサポートして行きたい。
練習内容は厳しく、雰囲気は楽しくを当方のスローガンとして九州大会に臨みます。