仲間の思い

3/19(土)の練習の途中で、飯盛の選手と保護者が旭全国出場の激励に駆けつけてくれた。
本当は全国に行きたくて、悔しくてたまらないはずなのに、選手は笑顔で暖かい言葉をかけてくれた。
保護者の方はこれまであったドラマが頭を駆け巡り、涙を流されていました。
逆の立場だったらおそらく同じ状態になったと思います。きっと複雑だったと思います。
これまで 1 年間切磋琢磨してきた仲間の思いをしっかりと受け止めて全国に望まなければと、
選手共々固く胸に誓ったのでした。
さて激励という事でしたが、しっかりと飯盛の選手たちは練習の準備をしていました。
予想はしていたので、早速さよなら練習会に変更となりました。勿論、旭の練習の為にもなるので
いろいろ指示を出して練習につきあってもらいました。
残り 1 時間くらいは試合形式で進めました。選手が一番楽しみにしていた時間です。
初めは旭対飯盛の形式を取りました。その後は、旭と飯盛を半分ずつに分けて混合チーム同士で対戦しました。
選手のみんなはもはや旭、飯盛ではなく一つの仲間同士で、笑顔だらけのドッジボールとなりました。
飯盛の選手が 2 人参加出来なかったのが残念でしたが、参加した選手は本当に楽しそうでした。
素晴らしい仲間に出会えた事に感謝します。
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ふと思う

夏の全国大会をかけた県予選。1 セット目は思わぬ大差で勝利し、2 セット目はサドンの末ライバルチームが勝利。
迎えた 3 セット目は思わぬ落とし穴でライバルチームが自滅し、旭が全国の切符を手にした。
そのときにあるサイトで「このままでは長崎は九州大会で上位を占める事が出来ない、ライバルチームの活躍が必要だ」と書かれていた。それはまるで旭が優勝では不服と言いたげな感じに思えた。旭の子供たちだって全国に行きたくて毎回厳しい練習を耐え抜いた末に掴んだ切符だ。
その言葉がずっと悔しくて過ごしてきた。春の全国大会につながる県予選では九州大会の切符を掴んだ時点で子供たちの気持ちが抜けていたのは明白だった。今思えば優勝したかったのは保護者だけだったのかも。
結果は知っての通りライバルチームの優勝で終わった。
昨年の秋口からライバルチームとの合同練習を行うようになり、旭戦士はライバルチームに勝つ意義を失っていたようだ。夏とは違う、九州大会で上位に入らないと意味が無い。目標は全国大会上位入賞だから。
西京カップやつたやカップでは強豪チームと対戦するときに選手の目つきは変わっていた。
そして勝利したときには最高の笑顔を見せてくれた。
しかしながら、九州大会前のチューリップカップでは九州大会で対戦するであろう各県代表チームとライバルチームに悉くやられた。選手のスイッチがオフのまま。流石に少し焦りましたが、不思議と選手からは悲壮感は感じられませんでした。
九州大会前日の真津山さんとの合同練習でもお粗末な動きで監督の逆鱗に触れた。
でも、九州大会では春夏福岡チャンピオンの大里柳さんから勝利し、予選で夏の全国チャンピオンを倒した添田さんにも勝利し、予選でライバルチームに大差で勝利した北小さんにも勝利して優勝した。だれも文句は言えない優勝だと思う。
本当に旭の選手は凄いと思うし、夏に旭が優勝してこのままじゃダメだって言い放った人はこの結果をみて何を思うだろうか?少なくとも選手には謝罪の念をせめて抱いて欲しいものだ。
県予選での勝者はライバルチーム。その事実は変わらない。但し、九州大会では上位に勝ち上がれなかった。
チームやコーチ、監督が悪い訳ではない。九州ブロックでも上位に行く力を持った良いチームだと思う。でも大きな大会では不思議と結果を残していない。
夏の県予選以降、対外試合を多く取り入れたと聞く。おそらく旭より多かったのではないかと思う。
旭は逆に例年招待頂いている試合以外は殆ど遠征していない。基本に立ち返り、選手の長所を徹底的に伸ばし、短所を徹底的に少なくする練習を積み重ねてきた。確かに練習の成果を確認するには練習試合は必要だが、練習試合ばかりしていても欠点を補える訳ではない。招待試合でも確認出来る事は沢山あるから。
やはり土壇場で出るものは練習の積み重ねだと思う。
緊張して思うように体が動かない、でも試合に集中していく中で自然と体が練習の動きを取るようになる。
基本練習を積み重ねていないと緊張した中で力が出せる訳が無い。
また、たまに開いたビデオ研究会も少しは役に立ったと思う。みんなで一つ一つのプレーを振り返り、自分たちで考え、そのまま練習に入り、色んなチームの動きを想定して、練習で出来るまで頑張った結果だと思う。
今回の九州大会は本当にレベルが高かったと思う。その中で勝ち抜いた旭戦士はやはり凄いと思うし、練習の成果を発揮出来たと思う。何より最後まで相手よりも体力・気力が上回っていた事に、少しは厳しい練習が役に立ったのかな?と思えた。
全国大会が引退試合となる旭6年生戦士たち。同じ日本で大きな災害が起こった中で試合が出来る幸せを感じながら、全国を一緒に楽しみたいと思う。目標は勿論...

九州大会

今日は九州大会だった。息子が 3 年生の時からドッジボールに関わりだして 3 年半経ちました。
その時に指導し始めた子供たちが 6 年生となり、最後の九州大会を迎えました。
昨日から宮崎入りをし、お昼は真津山さんと合同練習を行いましたが、いきなり動きが悪く
監督に喝を入れられる有様でした。このままじゃ今年も予選落ちかなって正直思うくらい酷い内容でした。
今日はホテルを出る前に 6 年生 10 人を集めて、「君たちと 1 試合でも長く一緒のコートに立っていたい」、それと「大阪につれていってくれ」ってお願いしました。
予選第一試合は熊本第1代表のスクラム熊本さん。この試合をとって 2 試合目以降の試合に弾みを付けたいと意気込んでいました。試合展開は久しぶりに朝から絶好調の旭フェニックスで、思わぬ大差で勝利しました。
予選第 2 試合は佐賀第 3 代表のシュネル鍋島。ここはあっさりと勝利。
予選第 3 試合は熊本代表の柿原キッズさんでした。ここは本当に大差で勝利しました。
全勝 1 位通過で、監督が抽選会へ。結果はトーナメント 1 試合目で大里柳さんと。大里さんには今年公式試合で 1 勝もしていない。選手の中に苦手意識があったようだったが、今日の旭戦士たちには不要な心配だった。フルセットまでもつれたが、セットカウント 2-1 で勝利。
ベスト 8 をかけた試合は宇佐ブルーインパルスさん。旭を倒して県チャンピオンになった飯盛さんと予選を引分けにしてきているだけに、接戦が予想されたが、何とか勝利しベスト 4 へ。
ベスト 4 は旭-添田さん、うめちゃん'sさん-北小さんだった。
添田さんは強力なアタッカーにどう立ち向かうかだったが、何とかセットカウント 2-0 で勝利し、ドッジボールに携わってから初の大阪行きを選手が勝ち取ってくれました。
決勝戦は北小さんと。ここにも公式試合で 1 勝も出来ていない。
しかしながら、決勝はアタッカーもキャッチ陣も踏ん張り、見事優勝を飾りました。
長崎に帰ってきた今でも、本当に優勝したという実感が湧きません。
でも、選手は本当によくやってくれました。楽しい旅路となりました。
大阪では先ずトーナメント進出を目標として、残りの日数を調整して行きます。
2010春九