夢の途中

8/22 は全国大会でした。
結果はご存知かと思いますが、オオハタブレーカーズ(大分)さんが優勝、
ダイヤモンドバックス日向(宮崎)さんが準優勝と九州勢が活躍しました。
決勝トーナメントには沖縄の沖縄カトリックドリームZ さんと旭フェニックスの 4 チームが進みました。
どちらもベスト 16 と言う結果でした。
旭フェニックスは予選第 1 試合、引き分けという展開から 2 勝 1 分けでリーク 1 位での予選通過でした。
本当に惜しくもトーナメント進出を逃した佐賀代表のファンキービートさんはリーグ 2 勝しながら自チーム内野数が 1 位に対して 2 人差、
2 位に対して同数、直接対決で負けた為、3 位になってしまいました。本当に悔しすぎる予選落ちです。
福岡代表の大里柳さんは福岡予選で見せてくれた勢いや切れが無かったように思えます。
熊本代表のストロング健軍さんと鹿児島代表の国分西スポーティーズさんの試合は見る事が出来なかったので、
詳細は分かりませんが、大里柳さんを含め、初出場のプレッシャーに本来の動きを発揮出来なかったのかもしれません。
思えば、旭も全国経験者が 1 人も居なかった 2 年前はどうして動けないの?って言うくらい、動きが散漫で 1 勝すら出来ませんでした。
昨年はその悔しさもあり、1 勝に拘って勝ち得た全国ベスト 8。
今年はと言いますと、前年と同等以上の結果を目標に挑みましたが、昨年と比較すると全体的な戦力ダウンは否めず、
予選でも前年より勝点が 1 点足りないし、トーナメントでも 1 勝足りないと言う結果になりました。
予選第 2,第 3 試合の試合展開を考えると、トーナメント進出に向けて波に乗るかと思いきや、そこでほっとしてしまったのか、
本来とは全くかけ離れた、「君たち試合して、勝ちたいの?」って疑いたくなるくらいの泥仕合をしてしまいました。
まさに壮行会の時と同じような状況でした。流石に決勝トーナメントでこれをやっちゃうと勝てる訳ありません。
ベンチの作戦ミスと選手のプレーに対する姿勢が対戦チームより弱かったことが敗因です。
トーナメントでは 1 つのミスが試合の流れを変えてしまうので、ミスが多くなれば負けるのは当たり前です。
ましてや全国大会、県予選とは違うのですから。
本結果を受けて、「自分のチームが全国に行っていたなら、優勝してたかもしれん」って思うチームもあるでしょう。
実際、ある大会で某チームがそのような発言をされていた様ですから。
でもその土俵に上がれなければ、何を言っても説得力ないし、虚しく聞こえます。
かといって全国に出たから好き勝手して発言して良い訳ありません。
むしろ今回の結果を糧に全国上位で通用するための努力を重ねる必要があります。入賞した訳では無いのですから。
今回、九州勢の、しかも交流させて頂いているチームが優勝、準優勝を飾った事で、嬉しさ 2 割、悔しさ 8 割の気持ちになりました。
全国大会出場と共に勝ち取った西京カップとイーストカップでは、先ずこの 2 チームと対戦出来る様、そして勝てる様挑んで行きたいと思います。
その為にも今のレベルでは全く通用しないので、これまで以上に厳しい練習が必要になります。
全国大会に出場して、今の旭の闘い方では全国上位で争えない事が、選手共々はっきり分かりました。
選手たちは全国大会に出場して、ベスト 16 と言う結果に満足していません。相当悔しい思いを秘めて大会を終えました。
その思いを晴らす為に春大会にぶつけます。選手の更なる守備力アップ、攻撃力アップは当たり前です。
九州圏内で上位争いが出来れば、全国でも上位争いが出来る事が分かったのですから、九州大会 3 位以内、春の全国大会準決勝以上進出を目標に選手共々努力して行く所存です。
それまでの間に、県外試合での参加はもとより、県外での練習会がおそらく増えるでしょう。
その時対戦するチームの方々、お互いのチームが九州大会上位争いを出来る様、頑張って行きましょう。
今後も、良い意味で旭フェニックスを宜しくお願いいたします。
2010全国夏

お盆返上

8/13、14 はお盆返上で練習を行った。
13 日は基本動作を重点的に、14 日はパターン練習を重点的に実施した。
来週はいよいよ全国大会。選手のテンションも漸く上がって来た。
壮行会の時のテンションとは大違いだ。まったくもって困った選手たちである。
本年度は開幕当初から県大会当日まで誰がどう見ても飯盛が優勝候補 No. 1 だったし、
現時点でもおそらく実力的には No. 1 だろう。
飯盛に慢心があった訳ではないだろう。油断があった訳ではないだろう。万全の準備をして来たはずだろう。
そんなライバルチームから勝ち取った全国大会。恥ずかしくないような試合をと言いたいところだが、
先ずは楽しみたい。とにかく選手と一緒になって楽しみたい。
現時点での実力は県内 No.1 でないが、練習量と内容の厳しさは県内 No.1 だと思っている。
その練習量と厳しい練習で培った精神力はきっと嘘をつかないから、選手が楽しめれば結果はついてくる。
選手を焦らせて惨敗したフレンドリーカップ。選手と楽しみながら優勝したくすのきカップ。
そして選手と一致団結して臨んだ県予選、そして勝ち取った全国大会。楽しまなくては損だ。
「目標は高く、試合展開は伸び伸びと」をスローガンに全国に臨みたい。
強いチームが全国大会に行けるのではない、全国大会に行けるチームが強いんだ(上手いんだ)ってどっかで聞いた気がする。
当たっているとは思うが、100 % そうでは無い。選手が慢心しない様、自分も慢心しないようにしなければならない。

壮行会

8/8 は畝刈マリンウエーブ宮崎監督の計らいで、壮行会を開いて頂いた。
県内は西彼と植松が不参加だったが、佐賀からモンキーと鍋島が参加してくれた。
流石に県大会終わって選手の殆どがテンションが上がず、試合というよりもいつもの練習って感じのテンションだった。
しかし、今回は壮行会。勝敗よりも試合感覚を取り戻す事がなにより大切。飯盛、鍋島、モンキーは攻撃展開が速く破壊力もあるので
全国前の調整にはもってこいの相手だ。
試合展開はやはり予想通り鍋島、モンキー、飯盛に対し今年一番と言っていいくらい酷い内容だった。
攻撃は回らない、守備は集中していないし動きが緩慢。
県予選通過という大きな目標を達成した後の反動だろう。「絶対に勝つ」という覇気がそもそもないから勝てるはずも無い。
但し、この敗戦が少し効いたのか、準決勝での鍋島には大差で勝利した。本来のフェニックスの闘い方を少し取り戻したようだったので
一安心だった。
今回の鍋島には長崎県チームが 1 勝も出来ずにいた。流石にこれだけは我慢ならなかった。長崎のレベルは低いなって思われたくなかったから。
その点に関しては 2010 年夏のチャンピンチームとして面目を保つ事が出来ただろう。
本当に旭の選手は面白い。鍋島には絶対に勝て。後は勝敗にこだわらず楽しめって言ったら、あっさり飯盛に負けてしまった。
まあ、今回のテンションではレギュラー 12 人でも絶対に勝てなかっただろう。試合に臨む良いプレッシャーが全くと言っていいほどかかっていなかったから。
ある意味素直で可愛らしいところだが、もう少しライバルチームに対して勝ち気を見せてほしいと思う。
「勝敗にこだわらなくて良いよ」って言った手前もあったし、勝つ事を目的に参加していなかったから、まあ今回は多めに見る事にしよう。
大事なところで勝ち抜ける強い精神力をもった戦士たちだから。
今年の旭は特に目立つ選手が居る訳でもなく、攻撃力も守備力も並のチームだけど、選手たちは知っている。
4 年生の時から毎夏・毎春叩き込まれ、実践してきた 6 年生が主体のチームだから、選手たちは良く知っている。
全国に行ける実力を充分に持っているのに、大事な試合で勝ち抜けないチームを毎夏・毎春見てきたから良く知っている。
いくら強くても大事な試合に勝てなければ何の意味も無い事を。
全国大会でも 4 年生の時にかなり悔しい思いをし、5 年生の時に全国での 1 勝の大切さ、嬉しさを経験して掴んだベスト 8。
紆余曲折を経て来た選手たちだから、今回の全国大会はとても楽しみだ。
皆のテンションが「全国でまた勝ち上がりたい」と強く思う方向に向かっていれば、面白い結果を残してくれるって思える。
皆のテンションが今回の壮行会のように、終止上がらず終いだったら当然 1 勝も出来ないだろう。
どっちに転ぶか。
あまりプレッシャーをかけるとへなちょこになってしまう選手が多いので、県予選以上に選手のモチベーションを上げるように努めたい。
あと 1 週間でまたあの舞台に上がる事が出来る。本当に楽しい夏を今年も迎えられる幸せでいっぱいです。

CIMG0041
2009.8.16 全国大会(ベスト 8)